上田純子:薩摩琵琶語り・声明

 The epic story telling tradition of Heike Monogatari, as I believe, perfectly reflects our modern world with its dramatic episodes of universal human emotion and its Buddhistic idea of cause and effect and human life's impermanence. It is my sincere passion to perform this traditional music for a contemporary audience, sharing a space and time to discover an essence of humanity.
Junko Ueda
語り物の伝統音楽である薩摩琵琶、そして仏教の声の音楽である声明ともに、その昔より世代から世代へと途絶えることなく受け継がれてきたユニークで貴重な音楽です。上田純子は現代における音楽の現場で、これらの古代の音を鮮明かつ活力的に生かすことを追求しています。

東京生まれ。薩摩琵琶を故鶴田錦史(薩摩琵琶鶴田流)に師事。天台声明を海老原広伸に師事。1981年から1988年の間、劇団ブレヒトの会(故千田是也代表)にて編曲、ピアノ演奏を担当する(ロシア未来派オペラ「太陽の征服」ー西武美術館/一柳慧とのピアノ連弾、他)。東京音楽大学作曲科卒(有馬礼子、湯浅譲二、池野成に師事)。インドネシアのジャワのガムランを5年間、バリのガムランを2年間演奏する。1986年から88年の間、東京国立劇場の伶楽、声明、現代音楽の定期公演に参加。正倉院の復元楽器、箜篌、七絃琴、そして薩摩琵琶の演奏を担当する。また、正倉院の復元楽器「伶楽」のCD録音に箜篌の演奏にて参加する。

1988年よりオランダ(アムステルダム)とスペイン(グラナダ)拠点として、薩摩琵琶古典、声明、自作自演のソロ・コンサート、そして声明ワークショップを世界中の様々な場所で繰り広げている。また数々の音楽祭にも参加している。比叡山にてライヴ録音されたソロCD「平家物語」(AIMP/スイス)はパリのアカデミ・シャルル・クロ・ディスク・グランプリを、そして、琵琶古典と武満徹の作品を収録したCD「薩摩琵琶」(Arion/パリ、シリーズ Ethnomad /ジュネーブ)は「Le Monde de la Musique, Paris」の Choc 賞を受賞する。

1995年より声明ワークショップを世界各国で行っている。このワークショップでは、声明のメロディーを歌うこと楽しみながら、1200年の歴史を持つ伝統との出会いを通して、「息」の持つ知恵とパワー、そしてヒューマニティーのエッセンスを探ることを目指す。
Junko Ueda
上田は武満徹の琵琶のための作品の演奏をスペシャライズする(レパートリー参照)。そして、薩摩琵琶と声明のための新しい作品の誕生にも積極的に貢献し、即興演奏の場にも参加している。作曲家ジャン・クロード・エロア、シュウ・シャオソン、原田敬子、内藤明美、ダリル・ジェミソン等が彼女のために曲を書いている。そして、チェロのヨーヨー・マ、オランダの現代音楽グループ・ニュー・アンサンブル、コントラバスのペーター・コーワルド等と共演し、数々の現代音楽祭も参加している。また、オランダのフルート奏者、ウィル・オッフェルマンズとのデュオの演奏活動では、アメリカ/カナダ(2回)、インドネシア(2回)、日本(毎年)、南米コロンビアにて長期に渡るコンサート・ツアーを行ない、現地の音楽家、作曲家との交流を深めた。様々な音楽祭にも参加する。デュオCDHow to Survive in Paradise」(VDE/スイス)を発表。さらに、上田は様々な国際文化交流事業のプロデューサーとしても活躍する(例:12xおらんだBody & Soul Xperience Caravan)

Featured Video

壇の浦, Dan-no-Ura by Junko Ueda solo
Live recording of Junko Ueda performing Japanese traditional biwa music Dan-no-Ura at the Abbey Saint-Pierre-et-Saint-Paul in Caunes Minervois (Aude) France on 3rd September 2011 as part of the '6th Festival Troubadoures chantent l'Art Roman'

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コンサートのレビューより

上田純子は音楽的静寂のマスターである。ヨーロッパではあまり知られていない音楽の美学... (West Deutsche Zeitung, ドイツ)
神秘と荘厳さにあふれる声。時に官能的でもある。そして琵琶を驚くべき精密さとヴァラエティーによって演奏している... (Le Monde, フランス)
息を呑む美しさ。演奏がはじまって2秒間で聴衆は完全にキャッチされた... (De Volkskrant, オランダ)

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@ 音楽祭

- コペンハーゲン・ワールド・ミュージック・フェスティバル、デンマーク
- エレクトロキューション・フェスティバル、ブレスト、フランス
- ニース国際夏期アカデミー、ニース、フランス
- マンティカ演劇フェスティバル、チェセナ、イタリア
- 17回トロネット国際中世音楽祭、トロネット、フランス
- トルブアート音楽祭、世界のトルバドール、サンミッシェル・グランモン、フランス
- 8回インターナショナル・リュート・フェスティバル、テトゥアン、モロッコ
- スオニ・ダル・モンド、ボローニャ、イタリア
- ヴォイス・エクスペディション、アムステルダム、オランダ
- エスノマッド・フェスティバル、ジュネーブ、スイス
- 伝統宗教音楽祭、イェレバン、アルメニア
- リュート・フェスティバル、ジュネーブ、スイス
- リュート・フェスティバル、ユトレヒト、オランダ
- ミデム、カンヌ、フランス
- ウラティスラブ・カンタンス、ウロッツワフ、ポーランド
- 古楽音楽祭、ユトレヒト、オランダ
- パリ秋の音楽祭、フランス
- ワルシャワの秋・音楽祭、ポーランド
- ムジカ・ストラスブルグ、フランス
- シグマ・デ・ボルドー、フランス
- ワイ・ノート・ディジョン、フランス
- ケベック夏の音楽祭、カナダ
- ミュージック・アクション、ナンシー、フランス
- ボゴタ現代音楽祭、コロンビア
- ミドルブルグ現代音楽祭、オランダ
- シンガポール芸術祭、シンガポール
- インベンシオネン、ベルリン現代音楽祭、ドイツ
- ISCM ワールド・ミュージック・デー、チューリッヒ、スイス
- ライニッシュ・ミジクフェスト、ケルン、ドイツ
- ガウディアムス国際作曲家ワークショップ、アムステルダム、オランダ